高熱後の両脇の激痛・肋間神経痛 一回で完治症例 

2015-01-07

(症例) 40代の女性、2014年12来院

(主訴)高熱後の両脇の激痛2週間。

(経過)

三週間前に38.9の高熱後に、両脇の全体にかけて痛みが生じ、つよい倦怠感も伴い、食欲もぜんぜんでないのため、かかりつけ病院に受診し、肋間神経痛と診断され、しばらく休んで様子見ましょうかと言われ、結局一週間の休みにしても、痛みは減軽せず、徐々に激痛にかわり、話や呼吸の際にも痛くてたまらない。当院のHPを見て来院した。

(望診) 顔色無華、白目も正常、舌紫黯、苔白膩。

(脈診) 弦緩

(診断) 懸飲

(治療方針) 疏肝遂飲、理気活血

(治療法) 気功推拿(30分)+鍼(20分)

(治療結果) 

一回の治療で完治された。

治療の当日にも深呼吸しても激痛も感じなくなった。

一晩ぐっすり寝れていて、翌日に起きたら、何しても両脇の痛みが大丈夫となりました。

(治療感想)

肋間神経痛は西洋医学の診断名であり、治療法は局所の注射と痛み止めがありますが、中医学は「症状があれば、かならず発病原因がある」と考えています。両脇は気機昇降の道、水湿が肋間に停滞すると昇降の道が不暢となり、高熱が誘発原因として考えられ、さらに、両脇に肝経が分布し、治療は肝を考えたほうがいいかもしれません。

 

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