筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療日記(鍼灸+気功推拿+漢方)

2014-03-26

60代、男性、H25年年12月に筋萎縮性側索硬化症(ALS)だと診断された、平成26年3来院。

◇治療初日

☞まず、患者やその家族に病状および診断・治療の経過の情報を紹介してもらった。

来院時の症状のまとめ:
四肢の力が入らない、手は物がつかみにくい、食事が自分でできず。
足は歩きづらい、立っていられない、トイレや風呂も介護が必要。
ほかの症状としては、
①耳がつねに飛行機に乗った時のボワーンとした感じ、
②イライラしてキレやすい、
③全身が冷たく感じ、布団2枚かけても一晩中に体が冷たい、
④眠りが浅い、
⑤食欲がない、
➅便秘、
⑦体重減少(15キロ)
⑧疲労感、脱力感、
⑨腰痛、
⑩手足口のふるえといった症状があげられる。

☞患者やその家族との交流
① 以上の症状の発症原因や体内の異常変化を中医学の視点から説明し、西洋医学との違いも説明した。

② 治療したいところと改善可能な症状も患者やその家族に明確に説明した。例えば、全身の冷たい感じ・食欲なし・眠りが浅い・便秘或は排便困難などの症状が改善したら、「脾の働きと血のめぐり」がある程度が改善できる兆しです。患者やその家族と情報共有を果たしたい。

③ 治療方法と治療方針を患者やその家族に紹介し、2週間ほど「鍼と気功推拿」で治療を行い、治療効果の検証期間も患者・家族に説明した。そして、三週目症状の改善が見られるならば、漢方も合わせる予定である。

☞治療効果(四日後、2回目の治療日)

初回治療後には以下の改善が見られた:
① 食欲が出てきて、食事が美味しく食べれるようになった、
② 体の冷たさも以前とぜんぜん違う、
③ 夜寝れるようになった。

☞以下は4回目の治療後の変化と改善です。
①毎食が美味しい、大便が毎日1回、便量もたくさん出るようになった。
②夜にベッドの高さを変える時だけは目がさめるが、ほかの時間帯は気持ちよく寝れている。
③一晩中に体や手足があたたかく、夜中には一回分厚い掛布団から薄い掛布団に変えないと熱くてねれない。
④イライラもほとんどしなくなった。
⑤久しぶりに体が横向いてねていた。
➅腹呼吸ができるようになった。

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