原因不明微熱(36.8~37.5度)8年と極度疲労感の治療(鍼+推拿)症例報告
30代女性、原因不明微熱(36.8~37.5度)8年。
「発病経過」:
8年ぐらい前から体が怠くて、疲れやすくて、体温が37.5度、6年ぐらい前から、症状がひどくなり、外出できなくなる日も出てきて、油っぽいを食べると下痢をするようになり、病院にてアレルギー検査や血液検査をしたが、異常なしとの結果のため、特に治療もせず。
「現症状」:体の疲れが寝ても取れない、四肢もだるくて、動けないときのある、体温は37~37.5度、動悸、食べる量が多くないのに、体重が増え、顔色暗黄、歯痕舌、紫色、不整脈がある。
「辨証(診断)」:中医病名:虚労発熱(中気不足兼気滞血瘀)
西洋医学病名:原因不明発熱
「治療原則」:補脾益気、理気活血
「治療方法」:鍼+推拿(週3回)+途中に漢方
「治療結果」:
8月22日に来院初回治療し始め、8月30日には体温が36.3まで下がり、治療を来るたびに、体表温度計で額、外関、足三里、三陰交に測定し、一番高いところの額でも36代。もちろん、倦怠感も改善され、毎日1回排便。顔色もピンク色、紫舌も正常の血色がよい淡紅色に変わった。
「治療後の感想」:
同じ患者でも症状が多種多様、バラバラだと感じるが、実はバラバラの症状を引き起こす原因は同じ、その原因を中医辨証によって、明らかにすれば、その原因を取り除き、乱れた内臓のバランスを回復すれば、症状の改善は速いです。