全身かゆくてたまらない 中医鍼灸+推拿 症例報告
2015-03-07
症例
70代男性、5年ぐらい前から全身の痒みを感じ、特に夜寝ている時に痒みがひどくなり、翌朝、皮膚に掻いたあとが残るが、こういった症状で皮膚科にて見てもらい、軟膏を処方され、最初の一年ぐらいにはぬいたら効いてるような感じでしたが、徐々にぬいても効かなくなった。痒みの程度が徐々にひどくなり、いったん掻き出したら止めれない、夜中に何回も目覚めて掻いたりする。
皮膚には赤い発疹、丘疹、水泡など何もなく、原因不明と言われた。ほかの症状は目乾燥しやすく、習字1時間書くとテレビなど見ると、目がかすれ、頭が痛くなる。
望 診:
・全身皮膚が乾燥し、あちこち掻いたあとが残り、特に両膝以下の外側。
・舌質淡紫、苔が厚く黄色い、少津乾燥。
中医辨証(診断):肝腎両虚、血虚失養型→皮膚掻痒証
治療方針:補肝腎、益精血、袪風止痒
治療方法:中医鍼灸+気功推拿
治療結果:
・初回治療後の夜、ぐっすり寝れてた。
・3回目の治療後、痒みがだいぶ減軽し、習字1時間書いても目の疲れが以前よりだいぶ減軽した。
・12回の治療後、軽い痒みが膝以下にたまに出るぐらい。