心房細動の症例報告  鍼灸+推拿+漢方治療

2014-07-15

50代男性、平成24年6月に心房細動と診断された。

☛ 現病歴:
平成19年の秋ごろから動悸や脈の乱れが感じ、関節が遊走性疼痛が発生し、急にしんどくなる感じもなく、治療せず過ごしてきたが、昼間に眠気が急にくる、夢も多い、何かあると動悸が止まらず、常にひどい肩こりがあり、平成24年6月に健康診断で心房細動と診断され、体がだるく、眠気が強く、昼夜耳鳴り、飲食不通、軟便、紹介で来院。
 
☛ 現症状:動悸、多夢、肩こりひどく、体がだるく、眠気がつよく、舌は痩小、舌質紫暗、苔薄白、脈数(90回以上)、不整脈、両尺部沈無力。

☛望 診:服を隔てて乱れた心臓の拍動が見れる。呼吸が浅く。
☛触 診:全身疼痛がひどい

☛辨証(診断):動悸(西洋医学:心房細動)

☛治療方針: 鎮重安神、補脾気、養心血

☛ 治療方法: 鍼+推拿+漢方 週に2回から3回の治療

☛配穴処方:心兪、神門、内関、百会、足三里(鍼灸)

☛ 治療効果:

・初回目の治療後に、全身が体が軽くなった。肩こりが減軽した。

・3回目の治療で、動悸がまし、寝つきもよくなった。

・5回目の治療後には、自覚的な動悸がだいぶましになり、仰向け寝ている際に心臓の拍動がはっきり見えなくなり、呼吸音も落ち着きました。脈拍の乱れはあるが、脈拍数が70回となり。

・10回目の時には、自覚動悸もなし、たまに肩が凝る感じがしますが、以前と比べるとぜんぜん異なる凝り感、脈拍68回になり、たまに、1回不整脈がでるぐらい、耳鳴りもましになった

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