関節リウマチ 漢方+鍼+気功推拿治療

症例1 34歳 女性 関節リウマチ(激痛)と診断された1年半

年前から時々首や手足の関節に遊走性疼痛が発症し、病院にて血液検査をしても、結果は異常なく、ひどい時には痛止めを飲んだら症状が緩和された。

ここ2年ぐらい、全身の関節も痛みが出て、特に手足の指が腫れて痛く、首や背中も痛くて寝起きも困難になった。本人がリウマチなのではと思い、病院にいったものの、またも異常がでなかったため、整骨院や鍼灸院にて治療のみを受けていたでが、関節の痛みや腫れがひどくなる一方だった。

2011年、全身の関節が激しい痛みが出はじめて、手指の関節が腫れて痛くてお箸を持てなくなり、足首や指の関節が痛くて歩けなくなった。ベッドからの寝起きも困難となり、病院にて採血した結果は関節リウマチと診断された。痛止め注射や飲み薬をもらい、痛みや腫れがなかなか取れなかったため、知人の紹介で来院。

 

現症状:

*手足指・手首・足首の関節が激痛、腫れ、紫色

*背中・首も痛くて、寝起きが困難

 

望  診:

 

*歩行困難、痛そうな顔

*両手、両足の関節が腫れて紫色

*両手が伸ばしたままで、指が曲がれない

*寝起き困難

*舌淡紫、苔白

 

触  診:

・全身関節に冷たく、特に手足、腫れてる関節には熱感あり。

 

・脈沈緩弦、両尺部に沈遅

辨  証熱痺(リウマチ)
発症機理:肝腎両虚に風寒湿熱邪が閉阻経絡

 

治療方針:去風散寒除湿熱、兼補肝益腎

治療方法:漢方+鍼+気功推拿

治療結果:

*一回目治療直後
・ベッドから起き上がる際に足が着地の時の痛みが大分減軽された。

・ベッドから起き上がる際に体の動きもスムーズで背中、腰部の痛みも減軽した。

・冷たい手足が暖かくなった。

*2回目の治療しに来た時には

・手足の関節の腫れと痛みが大分取れてきた。

・まだ少し痛いが、お箸も持たれるようになった。指で携帯電話のキーを操作できるようになった。

・足首や足指の腫れも大分よくなった。

・背中の痛みが減軽し、仰向けで寝れるようになった。

・・・・・・
*25回目には関節の腫れや痛みが完全に消失した。

 
治療感想:
関節リウマチの治療の効果が治療の時期によってずいぶん違ってくる。関節の腫痛期には、関節が腫れて激痛が出でも、関節の変形がなければ早く症状の改善ができます。けれど、関節変形期には一般的に慢性的になるので、痛みを取ることはできるが、すでに変形してしまった関節がもとの状態に戻らないのである。また、ステロイド剤の投与のある方は、症状の改善は少し遅いとのことである。

漢方や鍼や気功推拿の総合治療は関節リウマチには効果的です

Copyright(c) 2012 Chuichiryocenter All Rights Reserved.