打僕(頭・首・肩) 症例報告(中医治療)
〔病 例〕 打僕(頭・首・肩) 64歳 女性
〔主 訴〕肩と背中上肢に激痛1週間
〔病 例〕
一週間前の朝、ゴミ捨てにいく時にゴミ場で転倒し、肩、頭、顔を打ったが、我慢できる痛みのため、仕事に行きましたが、その後、徐々に手の感覚がなくなり、ものを握れなくなったため、11時ごろに病院の整形外科にて受診し、CT・X線の検査は骨などの異常がなしという結果であり、湿布と痛み止め注射の治療をうけたが、肩、背中、側頚部の痛みの痛みが取れず、その後、日に日に、痛みが激しくなり、知人の紹介で来院。
〔現症状〕
1. 両手を側方へ開く際に肩甲骨の間に強い痛みを感じる
2. あごを上へあげる際に右側頚部、肩、上肢の尺側側に激しい痛みが感じる
3. 手を腰の後ろへ回すと肩後部、背中に強い痛みが感じる
4. 両手を交差して衣服をぬくことができない
5. 寝起きも困難、とくに、向けて寝ることができず
6. 咳、あくびしても痛い、背中や肩が痛くてたまらない
〔望 診〕
・右顔、肩峰前に内出血のあとがあれ、少しが腫れ
〔治 療〕
頭鍼と肩周りの鍼30分と気功推拿20分の一回だけの治療をした後の結果は以下に参照
〔治療結果 〕
患者本人が今まで一番困っている以下の項目より検証テストしました。
① 治療後には両手交差し衣服の着脱が出来るようになった。少し痛み感じるが、全然楽になった。
②手を腰の後ろへ回すと肩後部、背中に強い痛みが消失した。
③ あごを上へあげる際に右側頚部、肩、上肢の尺側の激しい痛みも消失した。
・・・・
その後、痛みは消失したが、局所に違和感があるため4回ほど持続して治療をした。
〔感 想〕
打撲や捻挫などにより腫れや痛みは骨折がなければ、一刻でも早く推拿治療をしたほうが治癒もはやいし、後遺症も少ないです。
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